当社では、「サステナブル」「イノベーション」の定義をもとにして、サステナブル・イノベーションを2つの意味で用いています。本質的に重要なのは2番目の定義であり、ここでは、その2番目の定義に基づいて記していきます。
- 目の前のニーズや利便性の実現のみならずサステナブルに思いを巡らせた、一人ひとりの心豊かな暮らしを実現し誰もがいきいきと生きていける社会の持続的な発展に寄与しうるイノベーションそのもの
- 上記のイノベーションが、更に、イノベーショナル・エコノミーとして、すなわち、イノベーションがイノベーションを生み出していく好循環により社会が持続的に発展し経済も成長し拡大していくイノベーション(持続的イノベーション “Sustaining Innovation” とは異なる)
尚、“Sustainable Innovation” を直訳すると、継続的なイノベーションとなってしまいますが、そうした短絡的な意味合いとは全く異なる意味が上記定義には含まれています。
イノベーショナル・エコノミーを実現していくサステナブル・イノベーション
イノベーションがイノベーションを生み出していく好循環により社会が持続的に発展し経済も成長し拡大していくためには、これまでの高度経済成長時代に培ってきた発想や知識を乗り越えて、未来社会における価値をイメージし、その価値の実現のために何を実現しておかなければならないかを遡って考えていかなければなりません。
そこにはクリエイティブに発想できる人たち、そうした人たちがイノベーションによって引き起こされた変化に適応しダイナミックに行動できる組織能力が必要となります。
社会の持続的な発展に寄与しうるサステナブル・イノベーションを巻き興していく
企業が持続的に成長していくために、目の前の目先のことだけでなく、常に、その先にある「社会の持続可能な発展」を意図したイノベーションを巻き興し、新陳代謝を続けていかなければなりません。
この意味で、サステナブル・イノベーションは、目の前のニーズや利便性の実現のみならず、サステナブル に思いを巡らせた 一人ひとりの心豊かな暮らしを実現し、誰もがいきいきと生きていける社会の持続的な発展に寄与しうるイノベーション でなければならなりません。
社会の持続的な発展に寄与しうるイノベーションであるための要件
グローバル化し激しく変化していく時代にあって、企業にも新たな変化の兆しを先んじて受け容れる 寛容さ(クレメント) と しなやかさ(アジリティ)が求められます。これまでの枠に閉ざされた考え方や既得権益に縛られていては、新たな発展はあり得ません。
サステナブル・イノベーションを巻き興していく組織の創造
当社では、イノベーショナル・エコノミーを実現していくクリエイティブな人材の育成、ダイナミックに行動していく組織の構築に加え、以下に示す「社会の持続可能な発展」につながる事業を創造することのできる、寛容さ(クレメント)としなやかさ(アジリティ)のある組織づくりに取り組んで参ります。
- 人、想い、技術、商品を結びつけて 社会の持続可能な発展につながる事業をデザイン していく
- 寛容さ(クレメント)としなやかさ(レジリアンス)のある組織づくり を組織のデザインコンセプトとして、“働きがいのある人間らしい仕事(Decent Work)” から “働きがいのある自分らし仕事”へ、を目指していく