#72 AI(人工知能)をサステナブル経営に活かす (12) 施策を探索し創造するための知識ベースをデザインする

 当社では、独自に、ビジネスナレッジを体系的に登録し、ビジネス知識の関係をリンクづけして結びつけたビジネス知識ネットワーク(BKN:Business Knowledge Network)システムを構築しています。
 BKNにつきましては 当社ホームページ https://www.clem.co.jp/service-for-sustainable-innovations/business-knowledge-network をご参照下さい。
 

ビジネス知識データベース

 ビジネス分野毎の知識(こういう場合はこういう意思決定が有効という経験知)をビジネス知識データベースから見つけ出せる仕組みです。本ビジネス知識データベースには、主に、以下の知識が登録されています。

企業経営論/組織論/競争戦略論/リソース戦略論/マーケティング理論/社会心理・組織心理・購買の深層心理/社会現象・行政施策/経済事象・経済政策/業界動向/トレンド・ムーブメント/景気(基調判断)/社会の変容/消費生活の変化/経営革新施策/業務改革施策/組織変革施策、等々

 

ビジネス知識ネットワーク(BKN:Business Knowledge Network)システム

 BKN:Business Knowledge Network は、ビジネス知識データベースに登録されている知識の関連性に着目しリンク付けすることで、必要な知識を紐づけて閲覧できる仕組みです。

 

 

 この仕組みにより“知識(ビジネス知識データベース)⇒知恵(知識をつなぎ合わせるネットワーク)⇒状況に合わせて大局的に判断して[意思決定]する”というコンセプトを実現していくことになります。

 もう少し具体的に記すとすれば、経営や事業をどの様に進めていけば良いのか、例えば、新商品投入/増産/減産/撤退/新市場開拓/新事業開拓/商品開発等について、現在の状況に対する打ち手や将来に向けた戦略を競合他社の打ち手等、知識を関連付けてどんな選択肢があるのか、言わば知恵を絞り出すのに役立てることができ、採用する戦略と実行計画(実施施策)についての[意思決定]に関する思考の手助けとなります。
 BKN:Business Knowledge Network を用いることにより、以下の[意思決定]について思考することが出来る様になります。

 ・いつ、いつを目指して
 ・何を(商品、サービス)
 ・何に対して(社会、市場、業者、顧客)
 ・何処で(拠点、店舗、ネット)
 ・誰が(組織化)
 ・どの様に(方法論、サプライチェーン、販売チャネル)
 ・どれだけ(投下資本、人的投入、仕入、生産、在庫、出荷)

 ここで重要なことは、社会的価値を創造するという視点から、社会の発展に寄与する「何のために自分たちは[意思決定]するのか」という深層にある目的を分析し、顧客が「何を期待しどれほど切実に求めているか」といった価値を分析するプロセスに結びつけて、選択しうる全ての手立てを一つのテーブルに載せて、表面的な判断ではなく、ものごとの奥深くまで掘り下げ、様々な視点から評価するという点です。
 ここで、目的の深層分析については、当社ホームページ https://www.clem.co.jp/deliverables-of-service-for-sustainable-innovations/purpose-breakdown-structure をご参照下さい。
 また、価値分析については、当社ホームページ https://www.clem.co.jp/deliverables-of-service-for-sustainable-innovations/strategic-synthesis をご参照下さい。

※[経営][意思決定]等は[思考]という視点で捉えているという意味を持たせて、[ ]をつけて記しています。

サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)