ソーシャルネットワークの技術がどんどん進展し広く普及してきている状況にあって、誰もが情報発信者となり、グローバルに、そして、日本国内でどんなことが話題になり、どんなムーブメントが起きつつあるか、何がトレンドになっているかを知ることができる世の中となりました。
企業に対しては、社会的価値の創造が求められ、また、マクロな視点で市場捉えるのではなく、そこに住み暮らしている住民のライフスタイルに共感し一人ひとりのニーズに応えていくことが求められる時代になりました。
こうした社会の変化により、経営戦略の実現、プロセス改革による効率化とコストダウン、業務品質の向上というこれまでの情報システム部門にも
- 企業には社会的価値が求められており、社会の持続可能な発展に貢献しうる商品の開発 (サステナブル・イノベーション) が必要になってきています。
- 多様性を受容し一人ひとりの個性ある生き方を重視していくために、一人ひとりの顧客への 顧客目線での対応、そこに住み暮らしている人達の ライフスタイルにマッチした商品の開発やサービス提供 が求められています。
- きめ細かなビジネス展開を意図し実現できる企業の価値創造戦略、多様性を受容し醸成していける能力を育む組織戦略を実現していかなければなりません。
上図の詳細につきましては、サステナブル・ワールドビジョン をご参照下さい。
サステナブル社会への情報インフラをデザインする
少子化・高齢化、人口減少社会化にともない国内市場の成熟化が進み、また、経済のグローバル化による国境、業種、業界を越えた競争が激化する今、クライアント企業に求められているのは、果てしない価格競争(コストダウン)ではなく、社会の変化の兆しを捉え、先んじて社会的価値を創造しうる組織の能力です。
こうした社会の趨勢の下で、これからの情報システムに求められているのは、何よりも、社会的価値を創造するために必要な情報を収集して適確な視点で分析し、社会に訴求していくための情報を効果的に発信していくことです。
しかし、そうした情報システムが担う役割の変化に適応していくこと容易いことではありません。 取りわけ、(1) 能動的にネットワーク上に溢れる様々な情報を適確に収集し、(2) 社会的価値創造の戦略を構想できる様に情報を絞り込んで分析し、(3) 企業としての全体最適な戦略と様々な業務組織の個別最適な戦略の多基準による評価と意思決定ができ、(4) 状況が変化してもシステムダイナミックスとして即時に関係部門が連携して対応できる様にしなければなりません。また、(5) そうして構想した戦略や組織行動を実現していくための管理システムの構築、業務プロセスの改革、効率化やコストダウンの実現へと自己組織化できる仕掛けにもなっていかなければなりません。 こうしたことは、これまでの情報システム構築の発想とは真逆の発想であり、インパクトが大きいと考えられます。
当社では、社会の持続可能な発展と企業の持続可能な成長、すなわち、サステナブル な社会、サステナブル経営 の実現に焦点を当てた社会の変革、組織の変革、新規事業の創出を図っていきます。そしてそこには、従来の業務を実現する情報システム、意思決定をサポートする情報システムの枠を越えてそれらを統合するだけでなく、更に、“社会の持続可能な発展と企業の持続可能な成長をつなぐプラットフォーム” へと進化(深化)させた情報システムの構築が必要と考えています。 (サステナブル経営のためのICTデザインコンセプトについては、こちらをご参照下さい)
サステナブル経営を実現するIT企業の協業
当社は、経済合理性を追求する情報ばかりでなく、社会の持続可能な発展と企業の持続可能な成長の実現を目指し、これからの時代のビジネスに求められる情報の役割について提言し、情報システムのユーザー部門、ITシステム部門の皆様、そしてIT企業やITコンサルの皆様と協業し、社会的価値創造に貢献して参ります。
クライアント企業による社会の持続可能な発展、クライアント企業の持続可能な成長の実現に向けて、相互に連携し方法論、ソリューション、商品、教育サービスを提供し、また、そうした連携を通して、貴社の社会への貢献、持続可能な成長を実現して参ります。
当社では、「サステナブル(持続可能な :“Sustainable” )」 の視点から、目の前の人、今起きていることから、その枠を超えて新たな発想で新たな仮説を立て、想像される周りの人との関係性の変化と広がりを、過去から現在、現在から未来へと結び付けて考えていくための、経営計画を策定するコンサルティングサービス SONOSAKI PLANNING (TM) を開発してきており、IT関連企業の皆様との協業に役立つものと考えています。