ここでは、これまで記してきました“社会の持続可能な発展 と企業の持続可能な成長をつなげるプラットフォーム” について、2003年頃に経済産業省より提唱されたEA (Enterprise Architecture)のフレームワークに照らして考えてみることにします。
新たに挿入されるLayer (細分化され導入されるLayer ) は、 Layer-5.1?5.2、Layer-4.1?4.3 となります。詳細は図中のコメント(*1?*5) をご参照下さい。 尚、Layer-6 は、従来のビジネスアーキテクチャ層に相当する階層です。
Layer-6?4は、目の前にある業務上の問題点の解決、すなわち、効率化やコスト削減、収益拡大に直接つながる等の短期的な発想から、往々にしておざなりにされてしまいます。 長期的な視点で先々を見透すのが難しい、将来像をイメージできないということが、その深層にあると考えられます。社会の変化、市場の変化、競争環境の熾烈化を考えると、とにかく、開発の短納期化、技術革新の時間との競争、開発の自動化とリバースエンジニアリングの実現により、まずは、できるものを開発しようということになってしまいます。しかし、アーキテクチャをしっかり決めて、将来に向けた社会の持続可能な発展と企業の持続可能な成長へと導くという目的を実現する仕掛けを作っておくことが、本来の取り組みであり、仕事の基本であると言えます。
Layer-6 をデザインするためのガイドラインは「企業の皆様へ」をご参照下さい。また、Layer-5、 Layer-4.3、 Layer-4.2 については、本ページ「社会の持続可能な発展を見透すICTコンセプト」「企業の持続可能な成長を見透すICTコンセプト」をご参照下さい。