企業の持続可能な成長を見透すICTコンセプト

次に、「企業の持続可能な成長を見透すICTコンセプト」 について考えてみることにしましょう。

Susatinable ICT Strategy Thinking Map  20080607

社会がどんどん変化してく状況を捉えて、企業の持続可能な成長を見透していくためには、従来のような業務改革(BPR)を目的とした情報戦略ではなく、それ以前に、社会の変化の兆しを捉えて、かつ、それら変化の意味を組織内で形成し共有していかなければなりません。その意味で[状況に適応する][変化を創造する]という目的で情報を捉えて、戦略的に活用していくことが求められます。

 

その意味で、情報を大局的に捉えていく、その詳細を分析して把握し、実際の業務に落としていくという階層が生まれてきます。それは、企業の持続可能な成長を実現していく管理の階層にも関わってきます。すなわち、「企業の業績管理」「戦略の管理」「KPIマネジメント(業績に関わる財務数値ばかりでなく、非財務の指標、顧客に関わる指標等も含めた指標管理。いわゆる、BSCによる管理の概念である)」「ビジネスモデルの管理(ビジネスエコロジーの管理)」「現場の管理」、そして、これらマネジメントや業務に関わり、日々に蓄積されていく「知的財産(ナレッジ)の管理」ごとに、情報活用の目的、内容が設定されていくことになります。

 
 

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