第51回 サステナブル・イノベーションダイアログフォーラム「ポストデジタルエコノミー時代に向けて、今起きている社会変革の波を考える(3)」を開催致しました。
◎日時 :2019年9月26日(木)18:30-20:30
◎場所 :港区立商工館 第2会議室(浜松町より徒歩10分)
東京都港区海岸1-4-28 03-3433-0862
アクセスは右記URLをご覧下さい :https://minato-shoukou.jp/access
JR浜松町駅南口改札からつながるS4出口より出て、芝離宮の脇道を首都高速のある大通りに向かって歩き、当該大通りに突き当たったところのすぐ左にあります(信号は渡りません)。
◎会費 :1,000円(今回初めて参加する方にはA4版スケッチブックを差し上げます)
※フォーラム終了後にビジネス交流会(懇親会)を開催致しますので、ご都合のつく方はご参加下さい(実費精算)
◎人数 :20人程度(先着順、定員に達した時点で申し込み受付を締め切ります)
◎内容 :デジタルエコノミーが進展していく社会では、経済成長の恩恵がより偏在化して経済格差が拡大し、また、AI等の技術革新により定型的な知識に基づく雇用が失われていきます。さらに、シェアリングエコノミーが社会に浸透していくことで、画一品の大量消費を前提とした20世紀型の経済成長の仕組みそのものにも綻びが見えてきます。こうした社会の変化を乗り越えた先にあるポストデジタルエコノミーの時代には、一人ひとりが自分なりのQOLを追求し、心豊かに暮らせる社会となっていくと考えられます。
当フォーラムでは、最近の経済や社会の動き、イノベーションの動向について考察しつつ、普遍的な知見をもとに『将来にもわたり持続可能な社会の発展を実現していくディスラプション(ディスラプティブ・イノベーション)』をどのように興していけばよいか、以下の手順で考えて参ります。
1.ビジョニング:ありたいと思うことを形にする
2.ディレクション:社会を俯瞰しどんなディスラプションが必要か方向づける
3.シナリオライティング:ディスラプションへの道筋を描く
4.プランニング:ディスラプションの実現に向けた取り組みを計画する
[参考文献][1] 大澤真幸, 『社会学史』, 講談社現代新書2500, 講談社, 2019. [2] 荒谷大輔, 『資本主義に出口はあるか ネオ・リベラリズムのその先に、新しい社会はありえるだろうか?』, 講談社現代新書2536, 講談社, 2019. [3]小熊英二, 『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』, 講談社現代新書2528, 講談社, 2019. [4] 宇沢弘文, 『宇沢弘文の経済学 社会的共通資本の経済学』, 日本経済新聞社, 2015. [5] 青木昌彦, 『青木昌彦の経済学入門 制度論の地平を拡げる』, ちくま新書1061, 筑摩書房, 2014. [6] アマルティア・セン, 徳永澄憲,松本保美,青山治城訳, 『アマルティア・セン講義 経済学と倫理学』, ちくま学芸文庫, 筑摩書房, 2016. [7] デイビッド・ピーター・ストロー, 小田理一郎監訳, 中小路訳, 『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』, 英治出版, 2018. [8] リチャード・セイラー, 遠藤真美訳, 『行動経済学の逆襲』, 早川書房, 2016. (原著は 2015) [9] クラウス・シュワブ, 小川敏子訳, 『「第四次産業革命」を生き抜く ―ダボス会議が予測する混乱とチャンス―』, 日本経済新聞社, 2019. [10] 三藤利雄, 『イノベーションの核心:ビジネス理論はどこまで「使える」か』ナカニシヤ出版、2018.
◎講師 :サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一