第48回 サステナブル・イノベーションダイアログフォーラム「ポストデジタルエコノミー時代に向けて、自ら創造的に変革を考える」を開催致しました。
当フォーラムでは、①技術の進化、社会の発展、経済の成長、人や組織の成長の結果として、どのような社会が構築されていかなければならないかという視点から未来社会における価値を描き、②そこから振り返って段階的に何が実現されていなければならないかを考えていく、バックキャスティングの思考方法によってイノベーション戦略を構想して参ります。
◎日時 :2019年6月19日(水)18:30-20:30
◎場所 :港区立商工会館 第2会議室(浜松町より徒歩10分)
東京都港区海岸1-4-28 03-3433-0862
アクセスは右記URLをご覧下さい :https://minato-shoukou.jp/access
JR浜松町駅南口改札からつながるS4出口より出て、芝離宮の脇道を首都高速のある大通りに向かって歩き、
当該大通りに突き当たったところのすぐ左にあります(信号は渡りません)。
◎会費 :1,000円(今回初めて参加する方にはA4版スケッチブックを差し上げます)
※フォーラム終了後にビジネス交流会(懇親会)を開催致しますので、ご都合のつく方はご参加下さい(実費精算)
◎人数 :20人程度(先着順、定員に達した時点で申し込み受付を締め切ります)
◎内容 :
経済成長の恩恵が偏在することで経済格差が拡大し、AI等の技術革新による雇用の喪失が危惧されるなか、多くの人が生きていくだけで精一杯となり、社会関係資本も崩壊しつつあります。また、シェアリングエコノミーが社会に浸透し、大量生産・大量消費を前提とした経済成長の仕組みや雇用の仕組みにも綻びがみえてきました。
一方、ここ数年、「イノベーションと技術の中心に人間性と公益の追求を据えた未来」を実現する『第四次産業革命』[1] や「人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる(超スマート社会)人間中心の社会」を目指す『Society5.0』[2] の考え方が広がってきました。社会がこうした新たな発展の仕方を模索する中で、私たち一人ひとりも、「社会的価値」を優先したイノベーションを興していく責任を負っている[1] と言えます。
当フォーラムでは、現代に生きる一人ひとりが未来における社会的価値を創造し持続可能な社会の発展を実現していくイノベーションを考えるために、行動経済学の考え方とシステム思考の方法論を用いて複雑に絡み合った問題の根源的課題を解きほぐし、今、何をなすべきかを深掘りします。
[参考文献] [1] クラウス・シュワブ, 小川敏子訳, 『「第四次産業革命」を生き抜く ―ダボス会議が予測する混乱とチャンス―』, 日本経済新聞社, 2019. [2] 日立東大ラボ編 , 『Society5.0 人間中心の超スマート社会』,日本経済新聞社, 2018. [3] リチャード・セイラー, 遠藤真美訳, 『行動経済学の逆襲』, 早川書房, 2016. (原著は 2015) [4] デイビッド・ピーター・ストロー, 小田理一郎監訳, 中小路佳代子訳, 『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』, 英治出版, 2018. [5] 三藤利雄, 『イノベーションの核心:ビジネス理論はどこまで「使える」か』ナカニシヤ出版、2018.
◎講師 :サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一