第47回 サステナブル・イノベーションダイアログフォーラム「システム思考で描くポスト・デジタルエコノミー時代のイノベーション戦略」を開催致しました。
当フォーラムでは、①技術の進化、社会の発展、経済の成長、人や組織の成長の結果として、どのような社会が構築されていかなければならないかという視点から未来社会における価値を描き、②そこから振り返って段階的に何が実現されていなければならないかを考えていく、バックキャスティングの思考方法によってイノベーション戦略を構想して参ります。
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第47回 サステナブル・イノベーション ダイアログフォーラム
◎日時 :2019年5月15日(水)18:30-20:30
◎場所 :港区立商工会館 第2会議室(浜松町より徒歩10分)
東京都港区海岸1-4-28 03-3433-0862
アクセスは右記URLをご覧下さい :https://minato-shoukou.jp/access
JR浜松町駅南口改札からつながるS4出口より出て、芝離宮の脇道を首都高速のある大通りに向かって歩き、当該大通りに突き当たったところのすぐ左にあります(信号は渡りません)。
◎会費 :1,000円(今回初めて参加する方にはA4版スケッチブックを差し上げます)
※フォーラム終了後にビジネス交流会(懇親会)を開催致しますので、ご都合のつく方はご参加下さい(実費精算)
◎人数 :20人程度(先着順、定員に達した時点で申し込み受付を締め切ります)
◎内容 :
デジタルエコノミーにより社会が発展していく一方で、その恩恵が偏在することで、経済格差の拡大、雇用の喪失が危惧され、多くの人が生きていくだけで精一杯となり社会関係資本も崩壊しつつあります。また、シェアリングエコノミーが社会に浸透することで、大量生産・大量消費のもとに成り立ってきた経済成長の仕組みにも綻びがみえてきました。
「イノベーションと技術の中心に人間性と公益の追求を据えた未来」を実現する『第四次産業革命』[1] や「人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる(超スマート社会)人間中心の社会」を目指す『Society5.0』[3] の考え方が世の中に広がっていくなかで、我々一人ひとりも「社会的価値」を優先したイノベーションを興していく責任を負っている[1] とも言えます。
当ダイアログフォーラムでは、こうした社会の姿を浮き彫りにしてきましたが、これからは、未来における社会価値を創造し持続可能な社会の発展を目指したイノベーションを興していくために、システム思考“望ましい目的を達成できるように、要素間の相互のつながりを理解する能力”[2] により、現代社会において複雑に絡み合った問題を解きほぐして、過去を振り返り、未来を見通しながらなすべきことを深掘りして参ります。
今回は、その第一回目として、『第四次産業革命』のビジョンを参考にし、未来における社会価値を創造し持続可能な社会の発展を目指したイノベーションについて俯瞰し、皆様と対話しながら考えていきます。
[参考文献]
[1] クラウス・シュワブ, 小川敏子訳, 『「第四次産業革命」を生き抜く ―ダボス会議が予測する混乱とチャンス―』,
日本経済新聞社, 2019.
[2] デイビッド・ピーター・ストロー, 小田理一郎監訳, 中小路佳代子訳, 『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』,
英治出版, 2018.
[3] 日立東大ラボ編 , 『Society5.0 人間中心の超スマート社会』,日本経済新聞社, 2018.
[4] 三藤利雄, 『イノベーションの核心:ビジネス理論はどこまで「使える」か』ナカニシヤ出版、2018.
◎講師 :サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一