今起きているパラダイムシフト

“ 今、社会で起きているパラダイムシフト ”  サステナブル に向かう価値意識の変容

  • かつての高度経済成長時の社会は “ 画一的なものの大量消費の時代 ” だった。 しかし、経済が成熟化した現在の社会は、“ 量より質を求める時代(Quality of Life)” であり、私達一人ひとりが、自分なりの生き方を大事にして心豊かな暮らしを求めている社会である。
  • こうした成熟社会は、すなわち、一人ひとりが自分なりの生き方を実現する “ 多様性の時代 ” であると言える。そしてそれはまた、“もの” の視点の発想ではなく、“ 実現したいこと ” の視点での発想の転換が求められる時代でもある。
  • 私達一人ひとりが求める心豊かな暮らしは、次の世代の人達にも、またどの地域に暮らす人達にとっても、同様に求めることができなければならないという新たな発想への転換も求められている。
  • 今はまた、一人ひとりが情報発信者となって、様々な情報をネット上で伝えることのできる社会でもある。 こうした技術的背景のもと、“ 多様性の時代 ” では、一人ひとりの考え方やニーズの変化が刺激となって、社会や市場の多様な変化を巻き起こしていく。 そして、社会や市場の変化が新たな刺激となって、一人ひとりが求めるニーズも、更に変化していく。
  • イノベーションは単なる技術革新ではない。 本来のイノベーションは、一人ひとりの考え方やニーズを刺激し社会や市場の多様な変化を巻き起こしていくだけの強い影響力を備えている。 そしてまた、そうしたイノベーションが巻き起こした社会や市場の変化が新たな刺激となって、更なるイノベーション(創造的破壊と新結合)が興こされていく。
  • “多様性の時代” では “ 大量生産による低価格化の実現 ” という経済モデルでは対応できない。“ 多様性を低価格で提供できる新たな産業構造や働き方の実現 ” という新たな経済モデルが必要であり、そこには、それを支えるためのプラットフォームも必要である。
  • こうしたプラットフォームは “ 閉じた世界で作られた画一的な仕様のもの ” ではない。 多様な考え方やニーズを実現する上でコンセンサスのとれたものであり、オープンな環境の下で生み出され、一人ひとりの生活や働き方の中で共通の基盤として受け容れられ、次第に浸透し定着していくものである。

 

これからの社会で果たすべき企業の役割は、社会の持続可能な発展を実現させていくことであり、そうした活動を通して企業が自らの社会的価値を確立して社会に受け容れられる存在となり、企業も持続可能な成長を成し遂げていくことである。

 

 

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