制度の創造

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法制度(憲法、国の法律、地方自治体が定める条例等)や企業内の制度(規格、基準等)を自動的に作成することは、人工知能技術が発達しても、おそらくは不可能だろう。何故なら、そこには利害損得関係のある様々な人達の利害調整が含まれるからである。 しかし、制度を制定するまでの草案を作成するプロセス、例えば、関連する制度に関わる過去の事例の検索、関連する制度との矛盾チェック、文案の作成支援くらいは既に実現されている。今後も、この領域に限っては、技術の更なる進化が見込まれる。 未来社会においては、ロボットや人工知能が担うことのできる仕事が増え、人は、より創造的な仕事を担っていかなければならなくなっていく。その実現のためには、組織や人のケイパビリティを高めていく必要があり、①個人の能力を高めていくことのできる制度(人事教育)、②働き方の制度(人間関係管理、人事評価制度)、③法令遵守のための制度等を整えていかなければならない。また、これら制度の運用を支援するシステム(タレントマネジメント、人員配置管理、人事評価システム、コンプライアンスシステム等)も整備されていなければならない。 現在、こうした分野の業務の多くは、恣意的な管理や煩雑な手順に基づいて実施されている。将来は、これら業務を、人工知能技術を活用して恣意性を排除し、自動化、あるいは、軽減していくことが、より一層重要になっていくと考えられる。


【認識すべき課題】 (時代背景、社会問題と背景要因)

  1. IoT、ロボットや人工知能技術は、職場、及び、社会生活への適用の場を増やしつつある。ロボットや人工知能技術が進化しシンギュラリティ(技術的特異点)に到達する。ロボットや人工知能と共生することにより生産性が高まっていく。
  2. 個人主義の枠組みを超えて、人権が重視され個人が自立し自己の実現を求めて自律していく社会となる。人の担うべき役割は創造性が求められる仕事へと移っていく。特に、日本人の生活は仕事を中心にまわしていくものに固定概念化されてきた。21世紀型の経営においては、経済合理性の発想によらず、ウェルビーイング、クオリティオブライフの発想に根差した産業への転換を図っていくことになる。
  3. 21世紀型の経営においては、社会の多様なニーズに応えていくために、また、個々夫々に関わりのある様々な社会的課題を多様な視点を持っている人達が解決していくことになる。企業も社会の一員として事業を通して社会的課題の解決を図っていかなければならない。
  4. 21世紀型の経営において、プロダクトの経済性は、①未来社会に向けた差別化価値(既存と異なる優位性)、②STP/MM/PL(Product Life cycle)、③要素技術の進化の過程とロードマップ、④ビジネスフィージビリティによって評価される。
  5. 21世紀型の経営において、プロダクトによる経済効果は、①公益的な利益、②社会的課題を放置することによって生じる経済的損失、③経済的損失の回避額、④経済的損失の低減額、⑤経済的損失の移転に必要な費用と低減額、により総合的に評価される。

【未来における社会的価値の創造】

  1. 人が担うべき仕事とロボットや人工知能が担うべき仕事の役割分担によって、時間や場所に拘束される仕事に追われる日々から解放され、より時間的にゆとりのある生活を送くれるようになる。人はより自分らしく自己実現に結びつく仕事、更には、自己を超越して他者や自然環境とも一体となり、社会の発展に結びつく仕事に集中できるようになる。
  2. ロボットや人工知能が担うべき仕事の役割分担をすることで生産性が向上する。経済合理性の発想によらず、ウェルビーイング、クオリティオブライフの発想に根差した産業への転換を図っていく様になる。人に求められるのは創造的な仕事となる。その実現のためには、組織や人の行動のケイパビリティを高めていく必要である。
  3. 組織や人の行動のケイパビリティを高めるには、①組織(チーム)が持つスタティックケイパビリティとダイナミックケイパビリティ、②個人の能力、③働き方の環境(物理的な環境、設備、人間関係、人事評価制度)、④社会環境を整えていかなければならない。
  4. 組織(チーム)が持つスタティックケイパビリティとダイナミックケイパビリティ、個人の能力を高めていくことのできる制度と働き方の環境(物理的な環境、設備、人間関係、人事評価制度)が必要になる。
  5. 21世紀型のプロダクトには、組織(チーム)が持つスタティックケイパビリティとダイナミックケイパビリティ、個人の能力を高めていくことのできる制度の創造に結びつくサービス、創造した制度の運用を支援するシステム(各種業務システム、コンプライアンスシステム、人事評価システム等)、制度設計や制度の運用を支援するロボットや人工知能が装備されていなければならない。


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