社会と相互に学習する組織
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【認識すべき課題】 (時代背景、社会問題と背景要因)
- 日本においては、高齢化と少子化が進むことで人口減少社会となり、人手不足が社会問題となってきている。
- 世界においては、人口増大へと向かっている一方で、中国やインドなどの人口の多い国において人口オーナス社会化に向かっている。
- ロボットや人工知能技術が進化しシンギュラリティ(技術的特異点)に到達すると、未来社会がこれまでとは異なる次元に突入していくとも言われている。
- IoT、ロボットや人工知能技術は、職場、及び、社会生活への適用の場を増やしつつある。その結果として、ロボットや人工知能が人の労働機会を奪うとも言われている。
- 個人主義の枠組みを超えて、人権が重視され個人が自立し自己の実現を求めて自律していく社会となる。
- これまでの教育は労働市場が求める人材の育成に偏っていた。また同様に、多くの企業研修のみならず、企業経営の考え方そのものも、高度経済成長期の成功モデルに根差したものに偏っていた。
- 21世紀型の経営モデルでは、企業は社会の一員として社会とつながり、従業員も生活者として社会とつながっていて、社会と企業と従業員が一体化してつながっていく。
【未来における社会的価値の創造】
- 人が担うべき仕事とロボットや人工知能が担うべき仕事の役割分担によって、人は時間や場所に拘束される仕事に追われる日々から解放されて、より時間的にゆとりのある生活を送くれるようになる。
- ロボットや人工知能が担うべき仕事の役割分担をすることで生産性が向上する。人はより自分らしく自己実現に結びつく仕事に集中できる様になる。人に求められるのは創造的な仕事となる。
- 社会の多様なニーズに応えていくために、また、個々夫々に関わりのある様々な社会的課題を多様な視点を持っている人達が解決していく。
- 多様な視点を持っている人達が一緒に活動していくためには、互いに価値観を共感して一体性を持って協創していかなければならない。
- 人は、経済的豊かさや儲けを競うのではなく、自己実現を目指した生き方、心豊かな暮らし方ができ寛容な社会を築いていくための知恵を学習していく。これは知識の学習ではなく、生きていくことに対する深層にある真実の知の学習であり、共感と協創のプロセスによって、組織として学習するとともに人としても学習し成長していく。
- 人は、その場の思いつき、経験知やルール、自我(自分なりの思い)に基づき生きている。そして、次第に自己の実現を求める様になっていく。しかし、それ以上に人は、自分の存在理由や生きる目的を深く考えるようになり、自己と他者、自己と自然環境の中で生かされているという実感を抱くようなる。そして、自我や自己実現を超越して、周りとの関係性から真実の生き方を模索する様になる。
関連事項
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