ベーシックインカムの社会になる
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【認識すべき課題】 (時代背景、社会問題と背景要因)
- ベーシックインカムは世界的に広がりつつある。
- 人工知能が人間の仕事を奪うと言われており、失業対策としてのベーシックインカムも議論されている。技術革新により職を失うというのは、歴史上繰り返されてきたことであり、人工知能によって失業が増えるというのは短絡的である。しかし、現実の問題として、職種の転換を迫られて、より賃金の安い職に就かなければならないなど、賃金低下につながっていくことは否めない。
- 仕事を得られない生活弱者にとっては救済になるが、誰もが平等にベーシックインカムを得られることで、労働意欲を失うという懸念もある。
- ベーシックインカムの財源をどうするかという問題もある。欧米で政治難民を多く受け入れている国においては負担が大きい。
【未来における社会的価値の創造】
- 経済成長の著しい国はベーシックインカムを導入する必要性はない。成熟経済の進展している国において、また、福祉国家と言われている国においては導入が進むとみられる。貧困に苦しんでいる国においてはベーシックインカムを導入するだけの余裕はない。
- ベーシックインカムを導入している国、ベーシックインカムを導入していない国が混在し、また、その制度も多様になると考えられる。
- ロボットや人工知能の進化と暮らしの中への浸透の仕方に応じて、ベーシックインカムの制度を考えていく必要がある。全く、否定せず、また、全てを肯定して、この制度の導入と社会システム、社会的文化や風土について対応していかなければならない。
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