「ネクスト産業革命世代の社会になる」の版間の差分

2018年6月29日 (金) 11:32時点における版

【認識すべき課題】　（時代背景、社会問題と背景要因）

2011年、ドイツよりIndustry 4.0の大まかなコンセプトが示された。
これに対して日本では、総合科学技術・イノベーション会議が、2016年度から５年間の科学技術政策の基本指針となる「第５期科学技術基本計画」の中でSociety5.0（世界に先駆けた「超スマート社会」の実現）を今後の重点テーマに掲げている。
Industry 4.0によりIoTやAI、ロボット技術の活用が脚光を浴びる様になった。

【未来における社会的価値の創造】

多様な社会的課題に囲まれている社員が社会とのパイプ役を担って、自発的に自律して働いていく社会になる。
成熟化社会はシェアリングエコノミーの時代となり、大量生産・大量販売・大量消費ではなく、単なる利便性のみならず社会的課題解決につながる新たな価値を顧客と協創していくマスカスタマイズの時代となっていく。
VR、AR、MRの進歩により人間は仮想現実の空間に囲まれ、端末に障ることなくいつでもどこでもコンピュータにアクセスできる様になる。
人が担うべき仕事とロボットや人工知能が担うべき仕事の役割分担によって、人は時間や場所に拘束される仕事に追われる日々から解放されて、より時間的にゆとりのある生活を送くれるようになる。人はより自分らしく、自己実現に結びつく仕事に集中できるようになり、人に求められるのは創造的な仕事となる。
経済合理性の発想によらず、ウェルビーイング、クオリティオブライフの発想に根差した産業への転換を図っていく。
人は、経済的豊かさや儲けを競うのではなく、自己実現を目指した生き方、心豊かな暮らし方ができ寛容な社会を築いていくための知恵を学習していく。