第50回 サステナブル・イノベーションダイアログフォーラム「ポストデジタルエコノミー時代に向けて、今起きている社会変革の波を考える (2)」を開催致しました。
◎日時 :2019年8月29日(木)18:30-20:30
◎場所 :港区立商工館 第2会議室(浜松町より徒歩10分)
東京都港区海岸1-4-28 03-3433-0862
アクセスは右記URLをご覧下さい :https://minato-shoukou.jp/access
JR浜松町駅南口改札からつながるS4出口より出て、芝離宮の脇道を首都高速のある大通りに向かって歩き、当該大通りに突き当たったところのすぐ左にあります(信号は渡りません)。
◎会費 :1,000円(今回初めて参加する方にはA4版スケッチブックを差し上げます)
※フォーラム終了後にビジネス交流会(懇親会)を開催致しますので、ご都合のつく方はご参加下さい(実費精算)
◎人数 :20人程度(先着順、定員に達した時点で申し込み受付を締め切ります)
◎内容 :
経済成長の恩恵が偏在することで経済格差が拡大し、AI等の技術革新により多くの雇用が失われようとしています。また、一人ひとりは自分なりのQOLを追求し、シェアリングエコノミーが社会に浸透していくことで、大量消費を前提とした20世紀型の経済成長の仕組みや雇用の仕組みに綻びがみえてきています。
一方、「イノベーションと技術の中心に人間性と公益の追求を据えた未来」 [7] や「人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる(超スマート社会)人間中心の社会」 [8] を目指していこうという考え方が広がってきています。
社会がこうした新たな発展の仕方を模索する中で、私たち一人ひとりも、「社会的価値」を優先したイノベーションを興していく責任を負っている[7] と言えます。
当フォーラムでは、最近の経済事象の動きを考察しつつ、直近のイノベーションの動向について、普遍的な知見をもとに、社会システム、経済システム、プラットフォーム、ビジネスの視点から「今起きている社会変革の波」を捉えて、『何が将来にもわたり持続可能な社会の発展を実現していくイノベーション』となりうるか考えて参ります。
[参考文献]
[1] 小熊英二, 『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』, 講談社現代新書2528, 講談社, 2019. [2] 宇沢弘文, 『宇沢弘文の経済学 社会的共通資本の経済学』, 日本経済新聞社, 2015. [3] 青木昌彦, 『青木昌彦の経済学入門 制度論の地平を拡げる』, ちくま新書1061, 筑摩書房, 2014. [4] アマルティア・セン, 徳永澄憲,松本保美,青山治城訳, 『アマルティア・セン講義 経済学と倫理学』, ちくま学芸文庫, 筑摩書房, 2016. [5] デイビッド・ピーター・ストロー, 小田理一郎監訳, 中小路訳, 『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』, 英治出版, 2018. [6] リチャード・セイラー, 遠藤真美訳, 『行動経済学の逆襲』, 早川書房, 2016. (原著は 2015) [7] クラウス・シュワブ, 小川敏子訳, 『「第四次産業革命」を生き抜く ―ダボス会議が予測する混乱とチャンス―』, 日本経済新聞社, 2019. [8] 日立東大ラボ編 , 『Society5.0 人間中心の超スマート社会』,日本経済新聞社, 2018. [8] 三藤利雄, 『イノベーションの核心:ビジネス理論はどこまで「使える」か』ナカニシヤ出版、2018.
◎講師 :サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一