一対比較
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pairwise comparison
定義
一対比較とは、判断の対象となる選択肢を2つ一組として、どちらがよりよいか、どちらを選択するかなどの比較判断を行うことである。一対比較は、最も単純な判断方法のため、他の多岐選択法、評定尺度法(例えば、5段階評価など)よりも、容易であり、低年齢の被験者に対しても用いることが可能であり、再現性が高く、細かい差に対する識別力が大きいことなどから、非常に広く用いられている。[1]
分析の視点
三つ以上の順序付けをしたい代替案があって一挙に行うのが困難な時、一対ずつ比較し、その比較結果を保存する全体の順序を計算する方法である。例えば人の将来性を評価する時、どんな評価アイテムをとっても順序付けはかなり困難となる。そこで複数の人がそれぞれに被評価者を一対比較し、最後にそれをまとめたりする。[3}
関連事項
引用
- 日本オペレーションズ・リサーチ学会編、「OR用語辞典」、日科技連出版社、2000
- 石村貞夫、D.アレン、「すぐわかる統計用語」、東京図書、1997
- 山鳥忠司、「数学教室」