「企業イメージはどうなっているか」の版間の差分
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#経済産業省 ブランド価値評価研究会報告書 http://www.meti.go.jp/report/data/g20624aj.html | #経済産業省 ブランド価値評価研究会報告書 http://www.meti.go.jp/report/data/g20624aj.html |
2015年11月15日 (日) 18:03時点における版
ここでは、企業のイメージと大衆の好むイメージが整合しているかという疑問について説明する。
企業イメージとは何か
経済産業省は「ブランド価値評価モデル」としてブランド価値を構成する要素を類型化し、「企業が求めるブランドイメージの構成要素」「顧客が実際に選好しているブランドイメージ」についてアンケート調査し、その結果を2014年6月に報告書として公開した(引用1参照)。以下は、「企業が求めるブランドイメージ」(高い順)と「顧客が実際に選好しているブランドイメージ」として最重要と回答した割合(右側の数字)である。
- 信頼性 42.7%
- 安全性 8.3%
- 高品質 20.0%
- 機能性 12.3%
- 知名度 4.5%
- ステータス 0.8%
- 高級感 1.0%
- 耐久性 1.1%
- 不朽性 0.9%
- ファッション性 2.0%
- 国際性 1.2%
- 先進性 2.8%
- 伝統 0.9%
- その他 1.5%
企業のイメージを一概に定義することは難しい。上記経産省の「ブランド価値評価モデル」は抽象化されており、業種・業界により夫々である。企業が実現したいイメージと市場や顧客が好むイメージをどの様に整合させていくべきか、企業のイメージと大衆の好むイメージの類似性を分析するには、上記構成要素を参考に、「企業が求めるブランドイメージ」と「企業の具体的な取り組み」の相関性、「企業の具体的な取り組み」と「顧客が実際に選好しているか」についての相関性から、「企業が求めるブランドイメージ」と「顧客が実際に選好しているブランドイメージ」の相関性を分析しなければならない。
「ブランド価値評価モデル」では消費者の感性を捉えることは難しい。もっと平易に、消費者の大事にしている感性、例えば、企業の理念や行動規範、実際の取り組みを「誠実、努力家、聡明性、清楚性、美しい、優しい等」で表現して、性別・年齢層別に消費者の感性との類似性を分析することも必要である。
分析手法
- 順位相関係数 による分析
関連事項
- 経営環境と戦略のバリエーション
- YAMADORI_Dictionary
- PI用語集
- 類似例
- ブランドイメージが年代によっては、拒否反応を生じるのではないか
- 若い世代にとってブランドイメージが古くなっていないか
- 高齢者にとってブランドイメージが斬新すぎないか
- ブランドイメージが陳腐化してきていないか
引用
- 経済産業省 ブランド価値評価研究会報告書 http://www.meti.go.jp/report/data/g20624aj.html