「ゲーム理論」の版間の差分

提供: PicoWiki
移動: 案内検索
(ページの作成:「game theory = 定義 = 複数の意思決定主体の存在する状況における決定理論。フォンノイマン(J.von Neumann)とモルゲンシュテルン...」)
 
行2: 行2:
 
= 定義 =
 
= 定義 =
 
複数の意思決定主体の存在する状況における決定理論。フォンノイマン(J.von Neumann)とモルゲンシュテルン(O.Morgenstern)の大著 “Theory of Games and Economic Behavior” をその出発点とする。各決定主体が独立に意思決定を行う非協力ゲーム理論と、各主体が話し合い、その結果得られた合意に拘束力がある状況を扱う協力ゲーム理論がある。経済学を始めとする社会科学、ORなどの数理科学、そして生物学と、その応用分野は広い。[1]
 
複数の意思決定主体の存在する状況における決定理論。フォンノイマン(J.von Neumann)とモルゲンシュテルン(O.Morgenstern)の大著 “Theory of Games and Economic Behavior” をその出発点とする。各決定主体が独立に意思決定を行う非協力ゲーム理論と、各主体が話し合い、その結果得られた合意に拘束力がある状況を扱う協力ゲーム理論がある。経済学を始めとする社会科学、ORなどの数理科学、そして生物学と、その応用分野は広い。[1]
 +
 +
 +
= 分析の視点 =
 +
企業は、もちろんさまざまな戦術を考え行動するが、常に相手がいて、彼らもまたこちらに勝つ戦術を考えている。
 +
たとえ商品力その他が均衡していても、戦術次第で、勝ったり負けたりする。戦術の均衡点を先にこちらが読めていれば戦いは有利となる。このことを解明する手法である。[3]
  
  

2015年3月8日 (日) 22:02時点における版

game theory

定義

複数の意思決定主体の存在する状況における決定理論。フォンノイマン(J.von Neumann)とモルゲンシュテルン(O.Morgenstern)の大著 “Theory of Games and Economic Behavior” をその出発点とする。各決定主体が独立に意思決定を行う非協力ゲーム理論と、各主体が話し合い、その結果得られた合意に拘束力がある状況を扱う協力ゲーム理論がある。経済学を始めとする社会科学、ORなどの数理科学、そして生物学と、その応用分野は広い。[1]


分析の視点

企業は、もちろんさまざまな戦術を考え行動するが、常に相手がいて、彼らもまたこちらに勝つ戦術を考えている。 たとえ商品力その他が均衡していても、戦術次第で、勝ったり負けたりする。戦術の均衡点を先にこちらが読めていれば戦いは有利となる。このことを解明する手法である。[3]


関連事項

  1. PI用語集


引用

  1. 日本オペレーションズ・リサーチ学会編、「OR用語辞典」、日科技連出版社、2000
  2. 石村貞夫、D.アレン、「すぐわかる統計用語」、東京図書、1997
  3. 山鳥忠司、「数学教室」